一度きりの大泉の話
- 著者名萩尾望都著
- 出版者河出書房新社
- 出版年2021.4
貸出・返却・予約状況
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
所蔵事項
- 登録番号0021930
- 請求記号726.101/HA
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書
- 配架場所教員推薦図書
- 所蔵状態所蔵
書評
少女漫画家の萩尾望都と竹宮恵子の名は、一度は聞いたことがあるのではないか。二人は駆け出しの頃に出会い、仲良く同居し、刺激し合いながら漫画の創作に励んでいた。その場所は後に「大泉サロン」とも呼ばれ、その後活躍する多くの少女漫画家達のたまり場となり、女版「トキワ荘」とも言われている。その経緯と意味について客観的に考察されている。
その後2人は絶交状態となってしまい、50年以上が経過した現在も一切の交流はないという。同居するほど仲が良かったのに、なぜそうなってしまったのか。その理由は、萩尾望都の「一度きりの大泉の話」(河出書房新社)を読んでいただきたい。なお、一方の竹宮恵子が書いた「少年の名はジルベール」(小学館)も、並行して読むことをお勧めする。
少女漫画界に大きな足跡を残した巨頭の人間関係が、少女漫画的で実に面白い。
- 記入者小澤朗人先生
書誌事項
- 書名一度きりの大泉の話
- 著者名萩尾望都著
- ISBN9784309029627
- 出版地東京
- 出版者河出書房新社
- 出版年2021.4
- ページ350p, 図版1枚
- サイズ20cm
- 件名萩尾, 望都
萩尾, 望都(1949-)