タイトル | 著者 | ページ |
はじめに | | |
第1章 なぜか自分が気になる | | |
自分を見つめる自分がいる/第二の誕生/今の自分にどこか納得がいかない/理想自己を意識するようになる/「自分らしく」と言われても/つい人と比べてしまう/なぜ人と比べてしまうのか/アイデンティティをめぐる問い/自分を社会にどうつなげていくか/「ほんとうの自分」という言い訳/自分は探しても見つからない | | |
第2章 なぜ、こんなに人の目が気になるんだろう? | | |
人の目がどうも気になる/鏡としての他者をもつこと/他者の視線と自己イメージ/他者の視線に縛られる/人から認められたい/人の目に過敏な日本人/人の目が気になる病理/欧米と日本ではコミュニケーションが担う役割が異なる/遠慮のない自己主張が馴染まない日本的自己の構造/なぜ「人」のことを「人間」と言うのか | | |
第3章 自分がわからない | | |
自分が何をしたいのか、よくわからない/自分を見失いがちな青年期/大人への移行と通過儀礼/一人前の基準のあいまいな時代/目ざすべき大人像が見えにくい時代と青年期の延長/現代のモラトリアムと大人になりたくない心理/モラトリアム心理の変質/つかみどころのないアイデンティティ/プロテウス的人間/柔らかいアイデンティティの時代/アイデンティティ拡散/希薄化していく自分と他者からの承認/社会に居場所のない自分 | | |
第4章 自分らしさはどうしたら手にはいるのか | | |
自分はどんな生き方をしているか/自己にまつわるエピソードに着目する/湯川秀樹の孤独な自分のエピソード/自己物語という視点/世代間の流れを用いた自己物語化/起承転結の流れを用いた自己物語化/自己物語の破綻と書き換え/語ることで見えてくる自分/聞き手のもつ重要な役割/自己を語る場の喪失/語り合いの中で浮上する自分らしさ/自分は多面体、いろんな可能性をもっている/新たな場に身を置くことで自分が見えてくる | | |
おわりに | | |