書誌詳細
ひっくり返す人類学 生きづらさの「そもそも」を問う
- 著者名奥野/克巳‖著
- 出版者筑摩書房
- 出版年2024.8
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号M00034440
- 請求記号YA-389-O
- 貸出区分貸出許可
- 蔵書区分図書 - 図書
書誌事項
- 書名ひっくり返す人類学 生きづらさの「そもそも」を問う
- 書名ヨミヒックリカエスジンルイガク
- ISBN9784480684912
- 国名コードJP
- 言語コードjpn
- 出版地東京
- 出版者筑摩書房
- 出版年2024.8
- 出版者・頒布者地域名
東京都
資料コード
表現種別 | 機器種別 | キャリア種別 | 付属のキャリア種別 |
テキスト | 機器不用 | 冊子 | |
- 内容紹介常識をひっくり返して「そもそも」を問う思考法には、問題を定義し直し、より本質的な議論に導く力がある。学校教育や貧富の差、心の病など、身近にある大きな問題について考え、生きづらさを解消する処方箋を示す。
- 著者紹介滋賀県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。著書に「絡まり合う生命」「これからの時代を生き抜くための文化人類学入門」など。
内容細目
タイトル | 著者 | ページ |
序章 人類学でひっくり返すとはどういうことか? | | |
1 「精神の危機」によって生まれた人類学 | | |
2 『ひっくり返す人類学』とは何か? | | |
3 本書が目指す「処方箋」としての人類学 | | |
第1章 学校や教育とはそもそも何なのか | | |
1 私の「お稽古ごと」時代 | | |
2 ピアノ教室の未知の世界 | | |
3 学校教育とは何か | | |
4 「師弟関係」がないヘヤー・インディアン | | |
5 ヘヤーにとって「覚える」とは? | | |
6 ボルネオ島の狩猟民プナンにとっての「学び」 | | |
7 プナンにとって「学校」とは何か? | | |
8 学校には行かなければならないの? | | |
9 「知識」とともに「知恵」を重んじる | | |
第2章 貧富の格差や権力とはそもそも何なのか | | |
1 世界と日本における貧富の格差 | | |
2 貧富の格差のないプナン社会 | | |
3 貧富の格差が生じないような仕組み | | |
4 権力とは何か | | |
5 気前のいいビッグマン、不穏なビッグマン | | |
6 権力を生じさせないための工夫 | | |
第3章 心の病や死とはそもそも何なのか | | |
1 働きすぎやうつ病をめぐる私たちの日常 | | |
2 うつ病や心の病のない社会 | | |
3 カリスの唇のあやまち | | |
4 それは心の病ではない | | |
5 日本における「この世」からの別離 | | |
6 葬儀の変化、死の消滅 | | |
7 人が死ぬと残された家族の名前が変わる | | |
8 日本の戒名とプナンのデス・ネーム | | |
9 死者を「忘れる」 | | |
第4章 自然や人間とはそもそも何なのか | | |
1 自然と人為という枠組み | | |
2 人間から分け隔てられる動物 | | |
3 自然と人間の二元論に抗する思考 | | |
4 トリと動物と人間の三者間関係 | | |
5 動物は思考し、森も思考する | | |
6 山や川もまた人間 | | |
おわりに | | |
参考文献 | | |
学習件名
漢字形 | カタカナ形 | ページ数 |
文化人類学 | ブンカ ジンルイガク | 0 |
教育 | キョウイク | 29-68 |
格差社会 | カクサ シャカイ | 69-101 |
脳・神経の病気 | ノウ シンケイ ノ ビョウキ | 103-128 |
生と死 | セイ ト シ | 128-147 |
自然 | シゼン | 149-187 |