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不完全な司書

  • 著者名青木/海青子∥著
  • 出版者晶文社
  • 出版年2023.12

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号00019211
  • 請求記号016-ア-1GEN
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書資料 - 和書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所0 総記 General works
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名不完全な司書
  • 書名ヨミフカンゼンナシショ
  • 著者名青木/海青子∥著
  • 著者ヨミアオキ,ミアコ
  • ISBN9784794973986
  • 出版地東京
  • 出版者晶文社
  • 出版年2023.12
  • ページ253p
  • サイズ19cm
  • 価格1700
  • 件名ルチャ・リブロ
  • 内容紹介本は違う世界の光を届ける窓
    図書館は人と人の出会いの場所
    司書の仕事はケアにつながる
    奈良県東吉野村にひっそりとたたずむ「ルチャ・リブロ」は、自宅の古民家を開いてはじめた私設の図書館。このルチャ・リブロの司書が綴る、本と図書館の仕事にまつわるエッセイ。
    人と接するのが苦手で、本という「窓」から外の世界と接してきた。そんな著者が自らの本棚を開放することで気づいた「図書館」の本質的な効用。精神疾患を抱える「支えられる立場」から、司書という「人を支える立場」になりえた体験を通じて、司書の仕事の豊かさ、奥深さ、そして本という「窓」の持つ力が伝わってくる。
    読むと訪れてみたくなる、ある個性的な図書館の物語。
    "私の来し方には、いつもそこに「本」と「生きづらさ」が座しています。自分自身の読んできたものと、読書の周辺を紐解くだけで、「この人、よく生きていたなあ」と何やら放心してしまいます。ルチャ・リブロはそんな私自身の読んできたものを開いたような場所で、だからこそ、少ししんどい状況にある人が、ふとこの場所を見つけて遠い道のりをやってきてくれるのではないかと考えています。"(「まえがき」より)
  • 著者紹介人文系私設図書館ルチャ・リブロ司書。1985年、兵庫県生まれ。約6年の大学図書館勤務を経て、夫・真兵とともに奈良県東吉野村にルチャ・リブロを開設。2016年より図書館を営むかたわら、「Aokimiako」の屋号での刺繍等によるアクセサリーや雑貨製作、イラスト制作も行っている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 目次■1 司書席から見える風景
    不完全な司書
    本という窓
    古い家で、いとなむこと
    蔵書を開くことは、問題意識を開くこと
    ルチャ・リブロの一日
    公と私が寄せては返す
    窓を眼差した人
    時間がかかること、時間をかけること
    諦めた先の諦めなさ
    ペンケースを開け放つ
    森から来た人達
    知の森に分け入る
    葛根湯司書
    図書館への道
    ルールとのつきあい方
    偶然性と私設図書館
    夜の海の灯り
    ■2 クローゼットを開いて
    クローゼットの番人が、私設図書館を開くまで
    幽霊の側から世界を見る
    当事者であること、伴走者であること
    絶対あると思って探しに行かないと見つからない
    探求のお手伝いが好き、レファレンスブックが好き
    カーテンに映る影
    本と暴力と
    光の方へ駆ける
    窓外に見えるもの
    旅路の一里塚
    明るい開けた場所に出られるような言葉
    ■3 ケアする読書
    デコボコと富士正晴
    書くことのケア性について
    「分からない」という希望
    生きるためのファンタジーの会
    木炭で歯をみがくことと、オムライスラヂオ
    私の影とのたたかい
    背後の窓が開く
    「土着への処方箋」のこと
    「本について語り合う夕べ」のこと
    ■4 東吉野村歳時記
    峠をのぼるひと、のぼる道
    屋根からの手紙
    とんどと未来
    馬頭観音祭と、往来と