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はじめに | | |
第1章 ことばの意味と価値-「ごめんなさい」に見えることばの学び | | |
「ごめんなさい」には違いがある/ことばの意味は経験で決まる/ことばの意味には「軽さ」と「重み」がある/親の感情と子どもの「はい」/「ごめんなさい」の「質」と「量」を考える/ことばが届く人と届かない人/ことばの価値は聞き手が決める/ことばに「悪意がない」という罪/「ことばの教育」の重要性 | | |
第2章 聞くこと-「しずかにしなさい」がうばうもの | | |
「聞くこと」の正体/話をしたい子ども、聞きたくない大人/「しずかにしなさい」がうばうもの/「話を聞く」≠「しずかにする」/「話を聞かない子」への誤解/話を聞くようになる境界線/「listen」のススメ/「話を聞けない子」の家庭環境/「なぜ人の話を聞くの?」への答え/子どもが話を聞く理由と「相手意識」 | | |
第3章 話すこと-「おはようございます」は必要ないか | | |
「あいさつ不要論」/「型」としてのあいさつ/ことばの意味や価値を増やす視点/「あいさつ」で友達ができる?/「親友」という危うさ/「安定した環境」で成長するとはかぎらない/「恥ずかしがりや」はチャンスを逃す/たった一回の「こんにちは」が…/ことばづかいが友人関係をつくる/ことばを使い分ける習慣 | | |
第4章 書くこと-「もう書けたよ」への正しい評価 | | |
「書ける」の落とし穴/「学習」という名の作業/ひらがな練習が教えてくれる学習への姿勢/「早くしなさい」の弊害/生活習慣は学力に反映される/テストの点数だけではくらべられない/教育熱心な親が子どものやる気を失わせる/「数字」のあいまいさ/「点数」ではなく「内容」に目を向ける/テストで書いた「名前」が教えてくれるもの | | |
第5章 読むこと-「すらすら読める」は読めているとはかぎらない | | |
「もっと本を読みなさい」の思い違い/「音読」は逆効果?/「すらすら読める」という不安/「おはよう」の表現は文脈で決まる/他人の頭の中は見えない/小学1年生の教材で「読む」という行為を考える/「形式」と「内容」の理解/「具体」と「抽象」の理解/「順序」の理由/「読む」、「聞く」、「話す」、「書く」はつながっている | | |
第6章 解くこと-「算数ができない子」のつくられ方 | | |
「うちの子は算数ができない」の裏側/小学1年生の足し算の難しさ/「見直し」の頻度/「見直し」の中身/ことばの理解が「計算力」に影響する/見直す習慣と「生活」/「算数ができない子」のつくられ方/「間違えること」は成長への通過点/「できた」、「わかった」の落とし穴/「解く価値」をどこに置くか/「解けること」をゴールにしてはいけない | | |
おわりに-「ことばの教育」で子どもは伸びる | | |