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生きのびるための流域思考

  • 著者名岸/由二‖著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2021.7

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0100979
  • 請求記号517.5-キシ
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架
  • 所蔵状態所蔵

書誌事項

  • 書名生きのびるための流域思考
  • 書名ヨミイキノビルタメノリュウイキシコウ
  • 著者名岸/由二‖著
  • 著者ヨミキシ・ヨシフタ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号378
  • ISBN9784480684059
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2021.7
  • ページ230p
  • サイズ18cm
  • 価格¥860
  • 件名治水 豪雨災害 流域 水循環 雨水 ハイドログラフ 降雨 保水 遊水 森 急傾斜 河川 水系 流域 洪水 鶴見川 緑地 生物多様性モデル 保全 氾濫 台風 TRネット 水マスタープラン 地球温暖化 河口 源流 自然と共生 持続可能な都市づくり 生命圏再適応 
  • 内容紹介水土砂災害は、豪雨ではなく、「流域」という地形や生態系が引き起こす現象。流域の基本構造や水循環機能、鶴見川流域の総合治水などを紹介し、流域思考の治水や自然保護、持続的な未来づくりについて考える。
  • 著者紹介1947年東京生まれ。東京都立大学理学部博士課程修了。慶應大学名誉教授。NPO法人鶴見川流域ネットワーキング、NPO法人小網代野外活動調整会議ほか代表理事。

内容細目

タイトル 著者 ページ
長いまえがき<なぜいまこの本を出版するのか>
 豪雨災害の時代がはじまっている/「流域」を知らないと命が危ない/足元の「流域」から都市を考える
第一章 流域とはなにか
 1 流域の基本構造
 地球は水循環の惑星だ/流域を多面的に理解しよう/流域がつくり出す流水の姿
 2 流域の水循環機能
 流れる水と地面の関係/雨水はどのようにして川の水になるのか
 3 「流域」の機能を理解するための基礎知識
 ハイドログラフって?/降雨のパターンで見てみよう/保水と遊水/大きな森は大きな保水力を持っているから安全!?/急傾斜の流域では/流域の形と流出パターン/雨のパターンで考える
 4 流域治水の時代がやってきた
 なぜ流域治水へと大転換したのか/あふれさせる治水とは
 <コラム>流域という日本語について/流域の英語について/河川・水系・流域/洪水
第二章 鶴見川流域で行われてきた総合治水
 1 鶴見川では流域治水が四十一年前から
 鶴見川はどんな川?/いち早く「流域思考」で新しい治水方式に取り組む/総合治水・流域整備計画はどのように行われたのか/大規模緑地で生物多様性モデルを保全
 2 目に見える成果が出た
 大氾濫が止まっている/三〇〇mm規模の豪雨でも大氾濫しない川に!/大型台風襲来も多目的遊水地が大活躍しラグビーの試合は開催/一五〇年に一度の豪雨を想定/流域思考は応用が利く
 3 総合治水を応援する市民や企業が登場
 TRネットの登場/環境分野での連携が鍵/総合治水対策から水マスタープランの流域へ
 4 流域開発への対応から温暖化未来への挑戦
 流域規模で都市構造から考え直さなければ
 5 総合治水の流域拠点探検隊
 河口〜源流〜そして再び河口へ
 6 流域治水はこれからどんな道を歩むのか
 鶴見川流域の実践はモデルとなるか/自然と共生する持続可能な都市づくりを支える流域思考
第三章 持続可能な暮らしを実現するために
 1 生命圏再適応という課題
 地球環境は危機の真っただ中/わたしたちと地図の関係/流域地図を共有しよう
 2 さらに先の未来を考える
 流域は大地の細胞/流域思考で生命圏に適応してゆく
 3 鶴見川流域での三つの実践
 流域学習コミュニティを工夫し励ましてゆく/流域スタンプラリー/水マスタープラン応援の実践拠点
あとがき