この小説はスコットランドにあるロックドゥという町に、クリスマスの時期にヘイミッシュ巡査へ、ある老婆から、「盗まれた飼い猫を探してほしい」と依頼を受けて始まる物語です。この１つのことから、町全体の話になっていく、物語の広がりが、すばらしい作品だと思います。また、外国文学ならではの、日本文学との違いがよくわかります。（2022年　84期　F君）


　スコットランド極北の地、ハイランドの１２月下旬。何か美しいラブストーリーでも起こるのかと思ったら大間違い！この地方ではあるキリスト教の教義が根強く残っており、「クリスマス」が存在しない！しかも主人公のヘイミッシュは家族が冬の休暇で出かけてしまい、彼女にもフラれたという、まさに「オワコン」の状態だ。そんな彼が、地元の人達とどのようにクリスマスを楽しむのか。あなたも今一度、「クリスマス」という行事と向き合って見ませんか。(2020年　79期　M君）

• 記入者
• 記入日2022年12月14日

木曜日班（12月展示　学習センター内）

• 書名ハイランド・クリスマス
• 書名ヨミハイランドクリスマス

• 著者名M.C.ビートン‖著　松井/光代‖訳
• 著者ヨミビートン，Ｍ．Ｃ．

• 原書名原タイトル:A Highland Christmas

• ISBN9784286212449
• 国名コードJP
• 言語コードjpn

• 出版地東京
• 出版者文芸社
• 出版年2020.11

• ページ157p
• サイズ19cm
• 価格¥1000

• 内容紹介猫が1匹行方不明になり、クリスマス・ツリーが盗まれ、ちょっと愉快なオチがつき…。スコットランドの文化や習慣、宗教的背景などさまざまな要素が巧みに織り込まれた、ハッピーエンディング・クリスマス・ミステリー。

• 著者紹介1936〜2019年。スコットランド生まれ。スコットランドを舞台にしたミステリ「ヘイミッシュ・マクベス巡査」シリーズを発表、BBCスコットランドによりテレビドラマ化。