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平成27年12月、静岡県富士山世界遺産センター(当時は文化・観光部世界遺産センター整備課)に初めての収蔵品となる資料群が寄贈されました。「小林謙光富士山資料コレクション」(以下、小林コレクションと略す)と命名されたこの資料群は、御殿場市出身の郷土史研究家・小林謙光氏が収集したもので、その内容は、江戸時代後期から昭和初期までの絵図・古文書・古典籍・地図・絵はがき・古写真に加え、現代の図書、雑誌、ポスターやチラシ、登頂記念品など多岐にわたります。 小林コレクションのうち、富士山ライブラリーでは、図書や雑誌を所蔵しています。 官幣大社浅間神社が昭和3年秋から翌4年にかけて編纂し、昭和48年に復刊した「富士の研究Ⅰ~Ⅵ」といった地方史研究に欠かせない資料や、過去20年間分の「るるぶ富士山」といったガイドブックなど、さまざまな角度からみた富士山に関する貴重なコレクションです。 富士山に魅了された小林謙光氏の旧蔵品を通して、より深く富士山を知るきっかけとなれば幸いです。
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