東大ファッション論集中講義
- 著者名平芳/裕子‖著
- 出版者筑摩書房
- 出版年2024.9
貸出・返却・予約状況
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所蔵事項
- 請求記号S-383.1-ヒ
- 貸出区分準備中
- 配架場所図書館
- 所蔵状態所蔵
書誌事項
- 書名ヨミトウダイファッションロンシュウチュウコウギ
- 著者ヨミヒラヨシ,ヒロコ
- 叢書名ちくまプリマー新書
- 叢書番号467
- ISBN9784480684936
- 出版地東京
- 出版者筑摩書房
- 出版年2024.9
- ページ254p
- サイズ18cm
- 件名ファッション-歴史
- 内容紹介衣服に起源はあるのか。ファッションは何を意味するのか。シャネルはなぜ評価されるのか。12のテーマを通じて文化や芸術としてのファッションを解説し、歴史と未来に問う。2023年東京大学で開催の特別講義を書籍化。
- 著者紹介東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。著書に「まなざしの装置」など。
内容細目
- タイトルそれでもファッションを研究する-イントロダクション
- タイトル ファッションは浅い!?
- タイトル なぜファッションは学問として認められなかったのか?
- タイトル ある時代に限られた気まぐれな流行
- タイトル 「芸術作品としては不十分」と考えられていた
- タイトル 「女性」と結びつけられてきたファッション
- タイトル 盛り上がるファッション研究
- タイトル集中講義 1日目|西洋のパラダイム
- タイトル第1講 裁断と縫製-衣服に起源はあるのか
- タイトル 服を着るのはなんのため?
- タイトル 根源的な行為
- タイトル 一枚の布から衣服を作るには
- タイトル 「体に合わせた服を作る」という思想
- タイトル 布の裁ち方はいかに広まったのか
- タイトル 裁断技術で魅せたデザイナーたち
- タイトル 裁断と縫製を理想とする西洋の価値観を塗り替える
- タイトル第2講 言葉と学問-ファッションは何を意味するのか
- タイトル 服なのか、現象なのか?
- タイトル 「ファッション」という言葉の由来
- タイトル 礼儀作法を身につけた身体
- タイトル 王さまのひだ襟はなんのため?
- タイトル 「うつろいやすいもの」の誕生
- タイトル 過去への注目と「服飾史」のはじまり
- タイトル みんなが持っているものを欲しいと思うのはなぜか
- タイトル 産業革命後のパラダイム
- タイトル第3講 作法と流行-ファッションはなぜ女性のものとなったのか
- タイトル 「男性は着飾るべきではない」という社会通念
- タイトル ジュエリーとストッキングで着飾るヘンリー八世
- タイトル ハイヒールを履いたルイ一四世
- タイトル 華やかな装飾に男女差はなかった
- タイトル 貴族的価値を否定する実用的な服
- タイトル 男たちはスーツで仕事へ、女たちは着飾り留守を預かる
- タイトル 暇に興じる有閑夫人たちのドレス
- タイトル いまだその枠組みは揺らいでいない
- タイトル集中講義 2日目|近代がもたらしたもの
- タイトル第4講 自由と拘束-女性の身体は解放されるのか
- タイトル 身体を縛りつけるコルセット
- タイトル コルセットなくしてドレスを着ることはできなかった
- タイトル 女性たちは外へと飛び出し始める
- タイトル 近代化と装飾や拘束からの解放
- タイトル シャネルは女性服に実用性をもたらした
- タイトル 若々しくエネルギッシュなスタイル
- タイトル ファッションの自由は獲得されたのか?
- タイトル第5講 モデルと複製-ファッションデザインの近代
- タイトル 服に「デザイン」という概念が生まれたのはいつ?
- タイトル あらかじめ完成見本を作り、デザインの決定権を握る
- タイトル 複製技術の時代
- タイトル 雑誌メディアがパターンを拡散する
- タイトル コピー商品の登場
- タイトル 既製服の需要の高まり、歓迎される斬新なアイデア
- タイトル 「標準的な体型」のために作られた衣服
- タイトル第6講 メディアとイメージ-衣服がファッションになるとき
- タイトル 服はただそこにあるだけでは流行とはならない
- タイトル 異文化への好奇心を駆り立てた「見聞録」
- タイトル ファッション誌の誕生
- タイトル アメリカでもパリの流行が知りたい!
- タイトル パターン(型紙)というメディア
- タイトル 写真に添えられた「言葉」こそがファッションをつくる
- タイトル デジタルメディアはファッションの本質を変えたか?
- タイトル集中講義 3日目|創造性への問いかけ
- タイトル第7講 展示と鑑賞-ミュージアムのファッション展
- タイトル 「美術館をブティックにするつもりか?」
- タイトル 収集展示品としての衣服
- タイトル アメリカの既製服への貢献
- タイトル メトロポリタン美術館に服飾部門が誕生
- タイトル 名編集長ダイアナ・ヴリーランドの辣腕
- タイトル 「世界観」を提示する
- タイトル 日本のファッション展のあゆみ
- タイトル 死すべきファッションに息を吹き込む?
- タイトル第8講 身体と表象-ファッションとアートの接近
- タイトル 異なる領域にありながら密接な関係にある
- タイトル 芸術作品のなかで描かれるファッション
- タイトル 芸術家による衣服のデザイン
- タイトル アヴァンギャルドの芸術家たち
- タイトル 舞台芸術のなかのコスチューム
- タイトル 「身体」を問いはじめたアート
- タイトル ファッションシステムへの異議申し立て
- タイトル 欲望と産業構造の上に成り立つクリエイション
- タイトル第9講 名と言説-シャネルはなぜ評価されるのか
- タイトル 二〇世紀で最も重要なデザイナー
- タイトル 活動的でオリジナルなスタイル
- タイトル 見向きもされなかった素材で常識を覆す
- タイトル 隠遁と復帰
- タイトル なぜアメリカはシャネルとその「コピー」を歓迎したのか
- タイトル 「シャネルスーツ」はアメリカの理想を概念化した
- タイトル集中講義 4日目|歴史と未来をつなぐ
- タイトル第10講 女性と労働-お針子像は消えたのか
- タイトル ミロのヴィーナスがその手に掲げていたものは?
- タイトル 過酷な労働に従事する「お針子」
- タイトル 「伝統的な仕事を守る存在」として美化される女性
- タイトル 劣悪な労働環境は今なお続く問題
- タイトル その服は本当に必要なのか?
- タイトル 「縫う女性」のイメージがまとうノスタルジア
- タイトル第11講 日本と近代-洋服とはなんだったのか
- タイトル なぜ「洋服」が当たり前になったのか
- タイトル 近代化を目指した明治政府のプロジェクト
- タイトル 女性たちは洋髪を取り入れながらも和服を着続けた
- タイトル モダンの風が吹く大正時代
- タイトル 戦争が女性たちにズボンを穿かせた
- タイトル 戦後文化と洋服への情熟
- タイトル第12講 批評と研究-ファッション学からファッションスタディーズへ
- タイトル 鷲田清一の<服を着る「私」の考察>
- タイトル 時代を洞察する文化批評の役割を果たした
- タイトル ファッション研究の曲がり角
- タイトル 二一世紀日本のファッション研究
- タイトル 拡がっていくファッションスタディーズ
- タイトルあとがき